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逆さまつ毛が角膜にやたらと当たって痛い!内反症の適切な治療法

2020年02月22日

学生時代に受けた眼科検診で内反症(ないはんしょう)と診断された経験がある人もいるのではないでしょうか。この症状はこれまでは逆さまつ毛と呼ばれていたもので、下まぶたの縁が眼球側に向かっているため、まつ毛が内側に生えているようになった状態を指しています。あるいは、下まぶたの縁の皮膚が角膜を刺激している状態です。ほとんどは、先天性(うまれつき)の症状で、成長とともに消えることもあれば治らない人も見られます。
逆さまつ毛は毛先が角膜を傷つけてしまう可能性があるほか、感染症を媒介する可能性もあるため治療を行う必要があります。視力低下の原因にもつながるため、小学校に入ってからこの症状が指摘された場合はいち早く治療を開始することが求められます。

治療法としては、年齢とともに内反症が軽減する可能性を踏まえ経過観察を行う場合、都度下まつ毛を抜く対症療法を行います。高学年になっても症状が治らない場合や、涙や目やにが止まらない、皮膚そのものが眼球を刺激しているという場合は、治療法として手術を選択することもあります。
形成外科で上まぶたの二重整形術を行うことで軽減することもありますし、下まぶたに対しては、内側に反った皮膚と眼輪筋を切除の上、皮膚と縫合して内反状態を矯正します。切除部分はほんのわずかですので傷に残ることは少ないとされています。また日帰りで手術できる場合もあるので、日常生活に支障が出るということはありません。

逆さまつ毛は、自然に治る症状ではなく見え方に違和感が生じるほか、治らない結膜炎の症状が続く、涙や目やにが止まらず、目を開いて物を見るとまぶしく感じてしまうというような角膜の症状を強く感じることもあります。こういった症状から診断がつく場合もあるようです。
先天性の場合、通常は3歳~小学校低学年までに症状が見つかることがほとんどで、手術の選択が検討されるのは、診断された子供の数割程度です。
症状を放置しておくと、視力低下やなどの弊害が生まれますので、適切な診断と治療が大きなポイントとなります。痛みや沁みるというような感覚が続く場合は角膜が傷ついている状態ですので、角膜の治療を行いながら、逆さまつ毛に対する治療を検討することが大切です。

内反の症状は、大人が見てもわかる状態です。白目に下まつ毛が浮かんでいるというような明らかに通常の状態とは違う目の症状が見て取れた場合は、できるだけ早く医師の診断を仰ぐようにしましょう。